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経絡ヨガ|経絡とアサナ①

●肺経(手の陰経)、大腸経(手の陽経)

氣の通り道である12の「経絡」と陰の経絡を統括する「任脈」、陽の経絡を統括する「督脈」それぞれの滞りを解消するヨガのポーズ(アサナ)と期待できる効果を紹介します。

その中でも この回では手の陰の経絡「肺経」と手の陽の経絡「大腸経」について書いていきます! さあ!お勉強の時間にお付き合いくださいませ(^^♪

●「陰」と「陽」

「陰」の性質は暗い、冷たい、静的、収縮など「陽」の性質は明るい、熱い、動的、拡散など

どちらかが良い悪いではなく、健康な状態とは陰陽のバランスがとれた「中庸」ちゅうようの状態なんだそうです

人の身体では陽の当たる側=背中側が「陽」、お腹側が「陰」です。経絡ヨガでは左側が「陰」、右側が「陽」です。

●手の経絡

手の経絡は6本。手先を出入りする経絡で臓器や器官をまとって、手のひら側指先に抜ける経絡が陰経、手の甲側指先から始まる経絡が陽経と覚えると覚えやすいです^^

●肺経(手の陰経)と大腸経(手の陽経)

肺経と大腸経はお仲間だそうです!それは経絡のルートをみれば納得!!

つながっているから関係が深いんですね

 

<肺経のルート>手の親指側…手の平寄り

みぞおち辺り~下がって大腸をまとい~胃~上って肺へ~喉~気管~鎖骨外側下~腕の親指側へ達する^^

 簡単にすると「肺とお仲間の大腸辺りを周って肩の内側から親指まで流れる」

 

<大腸経のルート>手の親指側…手甲寄り

人差し指と親指の間位の手の甲側を上る~肩~第7頸椎~鎖骨~お仲間の肺をまとい~下って大腸へ達する。途中鎖骨から分かれて下歯~鼻~胃経に交わる。

 

これも簡単にすると「親指外ラインから肩まで上って肺から大腸へ達する」

 ( ;∀;)すごく単純にしすぎて先生に怒られそうですが…

 

ここまできたら

肺と大腸あたりを大きくさすりながら、手の親指側のラインをみつめて(*'▽')

「氣よ流れよ!」

と念じる…  のではなく

ヨガの時間です!!

 

 

<滞りを解消するアサナ>

アサナ(ポーズ)の形を完成させることよりも、吸う息で経絡を伸ばす事を優先し、意識を向けてみましょう! スーッと氣が通る感覚、肩甲骨、肩周りが熱くなる感覚が味わえるはず!

 

手の陰経「肺経」とお仲間の陽経「大腸経」は手の親指側から肩までのラインを伸ばすポーズで氣の流れを通していきます

 

ふさわしいポーズは 肩関節伸展で手のひら同士を向かい合わせて親指を上に引き延ばす動き

これをベースにしていく通りものポーズが出現!

 

ヨガムドラ(後ろで手のひらを合わせて握り、頭の方へ近付ける) 

うさぎのポーズ(ヨガムドラと同じ手の形)

etc…

 

ですがいずれも肩甲骨の可動域が必要で苦手な人も多いです…

そこで

 

チャイルドポーズ!!

 

チャイルドポーズで片方の手を45°位開き

親指側の腕のラインを伸ばすようにして手を少し浮かせる

そしてゆっくり下に押し付ける

余裕がある人は開きを肩の横まで広げてみる

 

これを左右行ってみましょう!!

 

伸びを感じる位置が大事!5呼吸位たっぷりしましょう!

「経絡をイメージして氣を流す」「吸う息で伸び~る!」

 

さあ!伸ばしたらどうなる?

 

<期待できる効果>

効果は経絡が網羅している臓器,器官などの機能に関係します。

 

●肺=呼吸器で酸素と二酸化炭素の交換を行うところ。

   息苦しさ、喘息、過呼吸などの症状におすすめ(*'▽')

 

●大腸=水分の吸収、便の生成をいこなうところ。

   便秘や下痢、肌荒れ、下歯痛などにおすすめ(*'▽')

 

そしてどちらの経絡も肩まわりを通っているので肩こりの改善にぜひ!!

 

 

長々書いてきましたが 面白かったですか(^^♪

最後まで読んでくださり有難う御座います。

 

次は経絡とアサナ②「手の経絡 心経、小腸経」です^^ お楽しみに~

 

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